バックキックの真相〜ストローク編〜




バックキックの真相〜ストローク編〜

「バックキック」

テニスをしていると聞いたことある人は多いと思います。
打つ時に後ろ足を上げる動作のことを言いますが
体の回転を早くさせるための方法として有効な動作です。
しかしこのバックキック
正しいフォームで出来ている人がどれだけいるでしょうか?
バックキックで正しいフォームを意識できれば
使わない時のフォームはとても簡単に正しく修正できます。
難易度の高いバックキックから正しい体の使い方を学び
ストロークのフォームの真相を解き明かしましょう!

【正しいフォームで行うと】
この正しいフォームで行うと…
・ボールへの体重の乗せ方が最大に乗せる事が出来る。
・パワーを高効率で伝える事が出来る。
・手首の脱力が簡単になる。
の3点が出来る様になると考えます。

【正しいフォームのポイントは】
正しいフォームのポイントは…

<<股関節と肩関節をほぼ同時に動かす>>
ここで重要なポイントは運動連鎖になります。
運動連鎖とは一部の関節を動かすと
それに続いて隣接する関節も運動が連鎖して起こり
様々な場所に相互に影響を与え合うという
身体の運動に基づく学問のひとつです。
つまり身体の一部の関節が動くことで
離れた関節にも影響が及ぶということです。
そしてテニスにおいては
地面の近くからの動きをラケットの先端にパワーを伝達させる時に使います。
順番としては
膝→股関節→肩関節→肘→手首→ラケット
という流れでしょうか。
この時に股関節と肩関節の距離がとても離れているので
股関節を動かした後の肩関節を動かすまでの時間の差が
とても大きくなる傾向が見られ
その手段を多くの指導者が取っていると感じます。
しかし、その時間の差は
「膝から股関節の差」や
「肩関節から肘・肘から手首の差」と変わらない程度が理想的で
それを考えると
「股関節と肩関節の差」はとても小さくほぼ同時と考えても良いくらいになります。

<<動画・写真など客観的な視点と動いた本人の感覚的視点がある>>
 昔、陸上競技の短距離は日本人には10秒を切ることが難しいと言われていました。
今では科学的に体の動きが解明され始め
日本人でも10秒を切る事が証明されました。
 では何がボトルネックだったかと言うと
「走っている連続写真を見て動作の解析をしていた」
と言う部分になると思います。
 連続写真で見ると膝が上がっていると言う共通点が速い選手にはあった
なので膝を上げて走ると言う意識を共有してしまったが
実際が足の回転を速くすると踵と腿が近づく時に膝が自然と上がっている
と言う副産物的な動きであった事が分かり
意識する部分は他にあったと言う間違いがあったと聞きます。

 テニスにおいても同じで
連続写真をみると腰が先に動いて、その後に腕が出てくるのが見て分かります。
しかし、それは意識する部分ではなく副産物的に結果起こるものだったとしたら・・・
それを考えると腰と肩は一枚岩であり同時に動かす意識が正しく
しかし、体幹は筋肉で出来ているのでどうしても時差が生まれ
その差が連続写真で見る差となって見えてくる。
体幹以外の部分は骨と骨の繋がり「関節」で伝わるので
その差を作る事は出来ないのですが
唯一体幹だけは「関節」を通さないので
動きの差が感覚としても視覚としても
見えてしまって勘違いする方が多いのだと思います。

<<体幹を固める>>
股関節と肩関節の差を小さくする為には
「体幹と固める」という意識が必要です。
体幹は力を緩めると股関節の回旋に遅れて腹筋や背筋が緩く動いてしまいます。
それでは差が大きくなってしまうので
体幹(主に腹筋)に力を入れて股関節の回旋に対して肩関節の動きの差を小さくします。
その事でパワーが抜ける事なく手首に伝わる事が可能になります。
また昨今のトレンドである「ストレートアーム」でのスイングにも応用できます。

ぜひこのフォームを挑戦し
生み出されたパワーをロスする事なく
ボールに伝えられる様になって頂けたら嬉しいです。

■バックキックの真相〜サーブ編〜
https://youtu.be/DTQGaQd_Cg0

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