「パワーでは負けたくない」仙台育英・早坂来麗愛(くれあ)選手はテニス界の期待の星 武器は170キロ台のサーブとフォア
テニス界の期待の星と呼ばれているのが、仙台育英学園高校1年生の早坂来麗愛(くれあ)選手です。16歳の高校生の世界へ挑む思いに迫ります。世界で活躍したい!冬の夕暮れが照らすテニスコートで、パワー溢れるサーブを打ち抜く選手がいます。彼女が今年にかける思いを記した言葉はー。「宮城から世界へ。仙台育英・早坂来麗愛、今年に限らずいずれ世界で活躍出来るような選手になることを目標に今年一年頑張ります」武器は、強烈サーブとフォア16歳以下のテニス日本代表・早坂来麗愛選手。仙台育英学園高校の硬式テニス部1年生です。去年10月に行われた、17歳以下のアジア大会で準優勝。今、テニス界が注目する逸材です。仙台育英 硬式テニス部 早坂来麗愛選手:
「パワー戦で打ち合いになった時は絶対引かないと思っていて、自分がパワーで勝負する選手だからこそ、パワーでは負けたくない」高校のチームメイトと汗を流す、早坂選手。身長171センチと恵まれた体格を生かした、力強いサーブとフォアが武器です。テレビでプロのテニスプレーヤーが打ち合う姿に刺激を受け、小学2年生からテニスを始めました。サーブとフォアの練習を中心に力をつけ、数々の全国大会で優秀な成績を納めてきました。早坂選手の強さ、やっぱり努力?10歳から早坂選手を指導してきた、栗原貴裕コーチです。栗原貴裕コーチ:
「やっぱり努力。サーブやストロークの練習をいっぱいしましたし、努力でここまで来たかなと思います」
仙台育英 早坂来麗愛選手:
「サーブは、始めた頃から身長も高かったので、早いサーブが打てて、ストロークは試合をやっていくうちにフォアで自分で展開しているパターンが多かったので。それを武器にしようと思って毎日磨いてました」その実力は…。センターを狙った、相手コートまで最短距離で打つサーブです。170キロ台のサーブは、パワーとコントロールの正確性を兼ね備えています。チームメイトから見た早坂選手は?常に高みを目指す早坂選手の姿はチームメイトにも大きな刺激となっています。チームメイト:
「刺激はいつも受けています。昼、練習が終わった後に自主的なトレーニングを行ったり、自分を追い込んでアップさせる能力があり、自分も頑張ろうという励みになる選手です」「練習や試合中上手く行かなくても、自分でテンションを上げたり気持ちを作り上げて行くところがすごいなと思います」それでも、去年のアジア大会では準優勝となり、世界への切符を手にすることができず課題に直面しました。レベルが上がり、見えてきた課題仙台育英 早坂来麗愛選手:
「パワーだけになってしまうので、そこにスライスを入れていけたら良かったなというのと、あとはネットプレーが課題になっているので…」
栗原貴裕コーチ:
「分かりやすく言うとサーブとフォアが良いので、ネットプレーまで行かないことが多かった。(ネットプレーの)経験値が圧倒的に少ないので、レベルが上がってきて相手が粘り強くなってくると、ネットプレーができないと決めきれないという壁があり今一番の課題」1月2日。チームメイトと訪れた初詣。早坂選手は何を祈ったのでしょうか?仙台育英 早坂来麗愛選手:
「けがも病気もせず健康に過ごせる一年にしたいです」「おみくじ」を引くと、「吉」でした。早坂選手の今年の目標は?今年の最大の目標は、「リベンジ」。仙台育英 早坂来麗愛選手:
「全日本ジュニア選手権で優勝すると海外へ行く機会があるので、(今年は)優勝したいです」世界へ羽ばたくため、国内ナンバー1を目指す、早坂来麗愛選手・16歳。宮城から世界へ、彼女の挑戦が始まりました。今年、最初の大会は、チームメートと戦う「全国私立高校テニス選手権」です。力強いプレーで世界の頂点を目指す早坂選手ですが、勝つことも大事だが、結果にこだわらず、周りから応援したいと思われるような選手になることが一番の目標ですと話しています。
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